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—HAMARUの自由に楽して生きたいコーナー—

漫画専門学校卒の僕が、漫画家を目指すのをやめたいきさつ《後半》

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HAMARUです。

 

僕が『漫画家を目指すのをやめた話』の後半になります。

それでは、どうぞ。

 

   前半の話 ⇩

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  <目次>

 

 

 

『ペンタブレット』は得意・不得意に分かれる

 

《前編》で自分の漫画の4作目制作の話をしていました。

その話の続きに入る前に、『ペンタブレット』を持ち始めたときの話をさせてください。

 

 

僕がペンタブレットを持ち始めたのは、中学生のときです。

結構昔から、持っていたんですよね。

ノートパソコンも持っていたので、パソコンから絵を描けるというわけです。

 

それから、ペンタブを扱ってみたのですが、基本的に描いていたものは人物でした。(しかも、思うように描けてなどいない。)

ちなみに、漫画は描いていたかというと―――、

 

描いてはいなかったんですよねえ~。  ←ホント、バカなんじゃないでしょうか!?

 

中学時代はそんな感じに過ごし、高校時代も中学と同じように人物を描いて、

「自分はやれば、絵が上手い!」と邁進してました。  ←勘違い

 

 

それから月日が流れ、 漫画専門学校生になったあとは、基本原稿に描いていくわけですから、ペンタブは使わなくなったのです。

しかし、それは自宅での話であって学校にいたときは、授業でペンタブを使うことがありました。

 

正直言って、僕はペンタブレットが扱いにくく、苦手であったのです。

実際、中学のときから「ペンタブはやりにくいなぁ」と感じていました。

 

ですが、ペンタブ自体は非常に便利でいるので、頑張って上手く使えるようになりたい気持ちがありました。

人によっては、デジタル作画でも問題なく描くことができるみたいなので、得意な人・不得意な人で分かれるようです。

 

で、    やはり僕にはペンタブは扱いにくかったのです (T_T)…。

 

 

そもそもの話をすると、ペンタブには2種類あり、

一つは、通常のペンタブレットです。

これは、ボードをパソコンに繋いで、漫画を描けるソフトを起動させてから使うものです。

僕が中学から持っていたものと、学校の授業で使ったものがこのペンタブです。

 

もう一つは、『液晶ペンタブレット』と呼び、画面に直接、付属のペンをタッチして描いていくハイテクなものです。

パソコンとしても使えるし、iPadと同じようなものなので超便利☆

 

液晶ペンタブには、タイプが2つあり、

「パソコンに接続し、パソコンの画面をペンタブの画面に映し出し操作するだけのタイプ」と、「パソコンに接続する必要なく、独立しているタイプ」です。

 

デジタルで作画をする漫画家さんは、ペンタブとした独立しているタイプの方を扱っている人が多いはずです。

 

しかし、これには難点があるとすれば、

『液晶ペンタブレット』は高いです!

 

パソコンに接続するタイプは、安くて3万円からなのですが、

それに対して独立したタイプは、大体30万はします!! Σ(゚Д゚)

学生が持つには、バイトを続けてやっとこさ買えるようなものなので、安易に手が出せません。

 

僕自身も当分無理なので、苦手であるノーマルのペンタブを我慢して使ってました。

 

 

ノーマルのペンタブは長いこと使ってきたはずなのに、

ボードにペンを走らせ、パソコンとの画面を見ながらの作画なので、やりにくさは拭えませんでした。

 

まず、ボードの上に描いているので、パソコン画面に映される線が自分の思ったような線にならないのです。(引きたいところに、線が行かないということです。紙の原稿で描いたときは、そんなことありませんでした。)

 

そのため、下書きのときは何度も線を重ねて描いてしまって、すごく絵が汚くなります。一本の線に行くまでに時間がかかってしまうのです。

また、原稿の場合、引きたい線の方向に合わせ、紙を回して描くのですが、デジタルではそれができないので、回転ツールをいちいち操作して作画しなければいけないのです。

 

効率が悪いと思いませんか?

 

液晶ペンタブでやれば、紙の原稿で描いているときと同じなので、楽々描けると思いますが、高いんで、所持していたペンタブで描くしかなかったんですよ!

 

そのため、自分の4作目の漫画は、作業の手間を楽することと効率を求めて、ペンタブを使ったのですが、逆効果となり、

ここで4作目の作成は途中で切り上げる羽目になってしまったのです。

 

 

 

背景を描くのは面倒くさすぎる

 

僕自身、背景を描くことに、もともと苦手意識がありました。

だって単純に考えて、描いていくの大変じゃないですか!?    あんなの…。

(アシスタントさんは何であんなハイクオリティな背景を描けるんだ!?)

 

 

『背景を描ける』ことは、漫画家にとって必須の能力です。

当然、描けないなんてことは許されません。アシスタントであればなおさらですよね。

 

僕自身もそれを肝に命じて、取り組んできました。

実際、先生から褒められるまで描けるように技術を磨きました。(まあ、それでも大して上手くはなかったけど…)

そして、それを励みにもっと描いて、上達しならなければいけなかったのですが、ことはうまくいきませんでした。

 

僕は、背景を描くことが好きになることがなく、ましてや「背景を描くのが面倒くさい」と考えるようになりました。

 

 

2年生になって、科目で『デジタル背景』と、通常の『原稿に描く背景作画』を選んでいたのですが、そのどちらも途中でやりたくなくなっていったのです。

先程、ペンタブレットの話をしましたが、デジタル背景の授業は、ノーマルのペンタブを扱っての作画だったので、当然上手くなんか描けませんでしたよ!

それに対して、他の人はデジタルなのに上手く作画ができてて、

なんでこんな風に描けるんだぁ…? と、不思議に思ってました。

 

しかも、背景を描くのはすごく時間が掛かるので、授業で限られた時間に、背景を描いて、早く上達しようと努めなければいけないのに僕は、

「早く授業終わらないかなあ…」「もう、手描きで描いてしまいたい」

なんてことを、考えていたのです。

 

 

その気持ちは、自分の4作目の漫画制作のときにも響きました。

 

4作目はデジタルで描いていたので、背景もペンタブを使って描かなければいけませんでした。

しかし、そのときにはもう背景を描くことが、「とにかく面倒くさい!」

という気持ちが顕著に現れていて、やる気がめっぽう起きなかったのです。

 

ですが、4作目を完成させるよう努めなければならなかったので、なんとかやる気を起こして、遅くても描いていきました。

 

手描きで。

 

…………………………。

 

どういうことかというと、通常漫画の背景は、『定規』(デジタルなら『定規ツール』や『パースツール』)を使って描いていきますよね? 

 

僕は、時間短縮のために、手描きで描いてしまおう!   と考え出したのです!?

 

当然、線はぐにゃぐにゃ、安っぽいどころか落書きのような背景になりました。

(何のために、技術を磨いてきたのやら……?)

これはもはや、『売るための漫画』じゃありません。

 

ですが、4作目の漫画を完成しなければいけない  という焦りから、

「これでいいや、もう…!」という気持ちで、僕は漫画を描き進めていったのです。

 

 

今思い返すと、自暴自棄になっていたようです。

 

とにかく完成させることを目指して、このままこの漫画をやり過ごすことを考えてました。

 

その過程があって、今や漫画のような背景を描くことは、もう、ないと感じました……。

 

 

 

専門学校での無駄となった働き 《4作目》

 

ここまでじらしてきた、4作目の漫画制作について、全て話します。

 

4作目について、今まで話してきたことが―――、

 

・自分の漫画3作品作ったあと、もっと楽をしたい欲が出てきた。そのために、効率を求めて『デジタル』で漫画を描くことにする。

・前の3作品の失敗を踏まえ、本当に描きたいと思っている『バトルもの』の漫画を描くことに決めた。

・最初にできたネームは先生に不評だったため、冬休みに入っても、話作りに苦戦を強いられた。

・話作りをしている最中、現在描いている漫画に対し、やる気を見出せなくなっていく。

・デジタルで描くため、ペンタブレットを使うのだが、それで描くのは昔から苦手であった。

・4作目をペンタブで描いていくが、効率が良くないと感じた。

・背景を描くことが苦手。それを振り切って描くことに努めたが、面倒くさく思う気持ちが勝り、4作目ではロクな描き方をしなかった。

 

という感じでした。

 

 

実は、4作目制作についての話はこれだけではありません。

他にもいろいろなことがあったために、4作目は完成することなく、やめてしまったのです。

 

その理由を書き出していきます。 これになります。☟

 

・先生から、1か月で作画するよう挑戦してみることを勧められた。

・卒業が迫っているために、4作目は『卒業制作』となっていた。

・卒業に向けて、個々の『今後の活動』を考えることになっていた。

・4作目の完成より、学校の提出課題を優先した。

・イラストをやりたい欲が出てきた。

・「漫画原作者でもいいかもなあ」と思い始めた。

・漫画が描ける仕事を見つけたが、結局断念した。

 

こんなところです。これから詳しく話していきます。

 

 

僕が漫画専門学校に入ってから、漫画活動に真剣に取り組んでいたので、

先生からは僕の漫画も評価されたし、漫画家になれることを期待してくれたのです。

それもあって、4作目の漫画も当然、期待してくれました。

 

ですが、前の3作品が計画通り進められず、自分で決めていた締め切りも大幅にオーバーしていたので(だが、3作目はちゃんと締め切りに間に合うようにした)、4作目はちゃんと進められるように「1か月に作画をしてみるように」と告げられました。

 

僕はその言われたことに、言葉を濁しました。 「遅れるかもしれない…」と。

 

ですが、先生は「この先は、早く漫画を描けるようにした方がいい」と言いました。

漫画家になる以上、それはもっともだと思いました。

 

しかし、僕はこの漫画に対しては、自身を持てませんでした。

なぜなら、そのことを言われたのが、4作目の話作りに苦戦していたときだったから……。

 

 

その前にも、卒業が迫っているということなので、今回作る漫画が『卒業制作』となっており、さらに―――

卒業後の『今後の活動』のことや『仕事』について考えなければいけなかったのです。

色々忙しくなっていました。

 

それなのに、僕の4作目の漫画制作の進行は不調でした。

 

「やる気が起きない…」「話を作るのに時間がかかっている」「ペンタブで描く下書きが下手」「制作が遅れている」「自信があって好きなジャンルを描いているハズなのに…やる気が起きないなんて、何なんだろう…」

 

こんな日々を過ごしていました。

 

それでも、自分なりに頑張って作画をコツコツ進めていました。締め切りに間に合わないとわかっていても…。

 

 

その間に、学校に提出しなければいけない課題があり、その締め切りが迫っていました。

この課題は「自分の漫画」が順調であるのなら、提出課題は出さなくていいことになっていました。(自分の漫画を作ることに忙しいはずだから)

 

僕の4作目の漫画が不調であるため、提出課題を出さなければいけない状況になっていました。

 

今描いている漫画自体、上手くいってないし、自分が想う絵が描けていないし、1か月で漫画を作ることなんか到底できないし、やる気も起きにくい……。

ペンタブでの作画も、自分がやるとこんなにも時間がかかり効率が悪いことにショックを受けていました。

 

 

僕は、漫画を描くことが億劫になっていきました。

 

 

そんなおり、僕の好きな作品のイラスト集を何となく眺めているときでした。

ふと、思いました。

 

「あ…、こんなふうに、かっこいいイラストが描きたい」

 

僕の夢への考え方が、ガラッと変わりました。

 

 

 

結局、イラストも…

 

僕は、唐突に『イラストが描きたい欲』が出てしまいました。4作目の漫画を描かなければいけないというのにです。

 

 

そのおりに、学校に提出課題があるので、ちょうどいいのでその課題に、自分の好きな漫画の一部シーンを描こう! と決めたのです。課題自体は2ページ漫画です。

 

かっこいい見開きの漫画を考え付き、早速ラフを描き、先生に「コレを描きたい!」を要請してしまったのです。(一応許可をもらいました)

 

描くものは漫画ではありますが、イラストでも通用するような絵だったので、それにやる気が出てしまい、早速取り掛かってしまいました。

 

結果、その課題自体にもペンタブで描いていったので、時間がかかってしまい、提出する締め切りに少し遅れてしまいました。(゚Д゚)

 

ですが、自分は開き直って、これでいいと思っています。

だって、行き詰っている漫画を嫌々描くよりも、自分が好きだと思ったものを好きに描く方がいいにきまっているから!!

 

 

その後も、4作目の漫画を描かなければいけないのに、イラストに対して、熱意が入っていました。

「こんなのを描いてみたいなあ」という気持ちが膨らんでいったのです。

 

それが2月のことだったので、本当に卒業間近になっていたときのことでした。

結局、4作目の漫画の制作をサボるようになってしまい、もう締め切り云々が関係なくなっていました。

完全に「漫画家への夢」が揺らいでいっていました。

 

 

  「それでイラストをやっていていいのか!?」

 

と思うかもしれませんが、僕は少々イラストを描かなければいけない都合があったので、ちょうどよかったのです。

 

それはどういうことかというと、『漫画描きを募集している仕事』を見つけたからです。

 

学校を卒業した後の進路も決めなきゃいけなかったので、何か自分にできる仕事があるか探したところ、その仕事を見つけたのです。なかなか、自分に都合がいい仕事と感じました。

その仕事に採用される条件が、「自分の漫画作品」と「イラスト数点」の提出をし、良ければ採用を決めるようでした。

 

  「ん? 漫画も提出なら描かなければいけないじゃん?」

 

……そうですね。

 

そうなると僕は、4作目の漫画の制作とイラストの制作を並行しなければいけない状況になります。

 

だれから見ても、「厳しいでしょ?」と思うでしょう。

ですが、このときの僕は、自分はやれる! と思い込んでいたのです。 ←身の程知らず!!

 

それよりも、僕はイラストを描くことに燃えていたので、その仕事を受けもらおうとしたんですよね。 ←超バカ!! (4作目の漫画の関係で追いつめられていたせいか、正常な判断ができていなかったのかも…。)

 

 

しかし、やっぱり現実は、アレでした。

 

4作目の漫画の制作とイラストの制作を並行はやっぱり、無理があったのです。(当たり前)

それに、唐突に熱が入っただけであったため、冷めるのも早かったです。

イラストを描くことの現実を知りました。

 

一枚絵であっても、売れる絵となっては描くのは容易じゃありません。

『イラストレーター』自体、厳しい世界なので当然です。

 

 

僕は今まで漫画をやってきたので、白黒に仕上げるのは慣れていました。それが、イラストとなると、カラーなので、着色が大変です。

ここでも僕の、ペンタブの扱いにくさが足を引っ張って、着色するのに時間が、異様に掛かるのです。

 

効率が悪い……。

 

 

理想としては、イラストで仕事を持って、それをしながら漫画を描くために、絵の練習や情報集めをする構図をイメージしていました。僕自身、このときはまだ、漫画家を目指していたので。

 

ですが、それが自分では無理だと感じて、イラストに対しても熱が冷めてしまいました。

当然、その漫画描きを募集している仕事を請け負うのも断念しました。

そもそも、デジタルで漫画を描くことが向いていなかったので、応募しなくて正解。

 

 

じゃあ、この先自分はどうすればいいのか―――?

 

イラストを描くことを考えている最中に、「漫画原作者でもいいかなぁ」とか考えていましたが、

それよりも、自分の生活費を稼げるようにならなければいけなかったので、その手段に注力するようになりました。

 

 

ちなみに、4作目の漫画の制作に関しては、ペンタブや背景の関係から作画がボロボロのありさまで、熱も冷めてしまったので、2月の終わりころに、この漫画を辞めることを決めてしまいました。

 

そのあと、この漫画は僕の『最期の漫画』となるのです。

色々あったおかげで、このときから、漫画家への熱意が冷めていったのです。

 

先生には4作目の漫画のことも、仕事に関してのことも、黙ったままやり過ごしてしまいました。

完全に先生に対しての、裏切りです。 ごめんなさい。<(_ _)>

 

 

そうして、僕はそのまま卒業を迎えてしまいました。卒業制作を途中放棄してです。

漫画専門学校生として、後味の悪い終わり方でした。

 

 

 

終わりに向け――― 

 

話が非常に長くなってしまいました。 ごめんなさい (;^ω^)。

次でこの話の最後になります。

お付き合いありがとうございます。

 

 

僕が漫画家をやめ、そして、僕の生き方を。

 

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